レクチャーシリーズ 8  世界の絵本が大集合!"ボローニャ・ブックフェア" 

日時:2015年1月25日(日)14:00〜16:00

会場:三鷹市協働センター

講師:板橋区立美術館副館長・女子美術大学非常勤講師 松岡希代子

 

今回の講師は、板橋区立美術館の松岡希代子さん。毎夏、ボローニャ国際絵本原画展をご担当され、毎年、現地イタリア ボローニャを訪問される松岡さんに、美術館での活動とブックフェアとボローニャの街について、お話していただきました。

 

毎年春にイタリア・ボローニャで開かれる児童書専門の国際見本市“ボローニャ・ブックフェア”には、版権売買のため世界中から出版社が集まります。このブックフェアにあわせて、リンドグレーン賞やアンデルセン賞といった、児童書関連の賞の発表や、国際会議、展覧会も開催されるため、ボローニャの街は名実ともに世界の絵本の中心地となります。加えて、あちこちで公認、非公認のイベントが開催されるというボローニャの街の様子をスライドでご紹介いただきました。

また「ボローニャ絵本原画展という現象」として、板橋区立美術館で開催してきたボローニャ国際絵本原画展の成り立ちと、世界で活躍する日本人作家をご紹介いただき、日本の絵本文化について考えました。

 

「ボローニャ絵本原画展」には、様々な人々の熱意と愛情と手間がかかっていました。続くものには、理由があります。今年も、板橋区立美術館の「ボローニャ絵本原画展」が楽しみになる大変白熱した講義でした。