2015年
10月
25日
日
日時:2015年10月11日(日) 13:00~16:30
会場:三鷹市駅前コミュニティセンター
講師:はいじまのぶひこさん(造形作家・絵本作家)
今回の講師は、絵本『きこえる?』の作者はいじまのぶひこさん。
はいじまさんは、これまで現代美術の世界で作品を発表されてきました。
まずは、作品や展覧会の記録などこれまでの活動をスライドとともにご紹介いただきました。
「形が置いてあるだけで、(描かれていない周りの)いろいろなものを感じとれる」ご自身の作品を「今思えば、非常に絵本的」と振り返りました。
「現代絵画と絵本。やっていることは一緒。単にジャンルを変えただけ」
「仕切りをなくしたことで、やわらかく考えられるようになり、自由になれた」とお話ししてくださいました。
そして、ワークショップでは、それぞれが持ってきた材料をもとに、ちいさな本づくりをみんなで楽しみました。
新しい絵本の準備も進んでいるそうです。
はいじまさんの絵本の作り方を知って次回作がすごく楽しみになりました。
2015年
6月
28日
日
日時:2015年6月28日(日) 14:00~16:00
会場:三鷹ネットワーク大学
講師:広松由希子さん(ミュゼ・モタイ )
今回の講師は、絵本研究家の広松由希子さん。現在、フリーで絵本の文、評論、翻訳、展示企画など多方面で活躍する広松さんは、2012-15年ブックスタート選考委員、2010年ボローニャ展審査員、2013年ブラティスラヴァ国際審査員を務めるなど、国際的に活躍される絵本研究家です。三鷹市では、2006年より、みたか・子どもと絵本プロジェクト助言者として、ご指導いただいています。そんな広松さんの絵本研究のなかでも中心に位置する作家
茂田井武(1908-56)。その作品と人生についてのレクチャーと、広松さんが仕事の傍らでライフワークとして行なっているグループ活動「ミュ ゼ・モタイ」ついてご紹介いただきました。
「ミュ
ゼ・モタイ」は、1956年に逝去した茂田井武の著作権が切れた2006年に次女の暦さんの呼びかけにより、スタート。展覧会、グッズ制作、webメディアなど、さまざまな形で「茂田井武に関する研究の推進と情報の発信」を行っています。特に、ユニークなのは、茂田井武のグッズと現在活躍する絵本作家やイラストレーターによるトリビュート作品の展示、販売を行う「マルシェ・モタイ」。オリジナルグッズは、茂田井武の絵が、もっと身近にみんなの手に残って欲しいと、メンバーが手弁当で制作を担当しているそうです。
この日、教室に登場した「マルシェ・モタイ」でも、現在活躍する作家によるトリビュート作品がずらりと並び、作家に茂田井ファンが多いことやこのプロジェウトを応援する作家が多いことを想像させました。
ミュ ゼ・モタイ http://www.y-poche.com/motai/
2015年
1月
25日
日
日時:2015年1月25日(日)14:00〜16:00
会場:三鷹市協働センター
講師:板橋区立美術館副館長・女子美術大学非常勤講師 松岡希代子
今回の講師は、板橋区立美術館の松岡希代子さん。毎夏、ボローニャ国際絵本原画展をご担当され、毎年、現地イタリア ボローニャを訪問される松岡さんに、美術館での活動とブックフェアとボローニャの街について、お話していただきました。
毎年春にイタリア・ボローニャで開かれる児童書専門の国際見本市“ボローニャ・ブックフェア”には、版権売買のため世界中から出版社が集まります。このブックフェアにあわせて、リンドグレーン賞やアンデルセン賞といった、児童書関連の賞の発表や、国際会議、展覧会も開催されるため、ボローニャの街は名実ともに世界の絵本の中心地となります。加えて、あちこちで公認、非公認のイベントが開催されるというボローニャの街の様子をスライドでご紹介いただきました。
また「ボローニャ絵本原画展という現象」として、板橋区立美術館で開催してきたボローニャ国際絵本原画展の成り立ちと、世界で活躍する日本人作家をご紹介いただき、日本の絵本文化について考えました。
「ボローニャ絵本原画展」には、様々な人々の熱意と愛情と手間がかかっていました。続くものには、理由があります。今年も、板橋区立美術館の「ボローニャ絵本原画展」が楽しみになる大変白熱した講義でした。
2014年
12月
07日
日
日時:2014年12月7日(日)13:00〜16:30
会場:三鷹ネットワーク大学
講師:亀岡亜希子(絵本作家 )
“おとな絵本ラウンジ”の今年最後の新たなる挑戦は、作家を知るためのワークショップ。作家と一緒に手を動かすことで、もう一歩深く作家を知ろうという試みです。
第一弾の講師は、オコジョのタッチィシリーズが人気の亀岡亜希子さん。デビュー作『ねんにいちどのおきゃくさま』(文渓堂)が、クリスマスのおはなしだったことから、クリスマスにちなんだお仕事も多い亀岡さんとパステル画でクリスマスカード作りに挑戦しました。
この日の参加者は、全員女性(!)。女子会となったレクチャーは、和やかな楽しい時間となりました。
2014年
11月
15日
土
日時:2014年11月15日(土)18:00〜20:00
会場:日本そば 味多香庵
テーマ:「わたしの好きな絵本」
三鷹駅前まるごと絵本市が開催中の三鷹の街に繰り出し、三鷹駅近く桜通りのお蕎麦屋さん“味多香庵”にて開催したトークラウンジは、絵本を肴においしいお蕎麦とお酒いただく大人限定のお楽しみ会。
味多香庵の店主おすすめの絵本「バーバ・ヤガー」(童話館出版)にちなんだ3品とおとな絵本ラウンジおすすめの絵本「キュウリの旅」(小学館)のピックルスの絵本市特別限定メニューをいただきながら、みんなのオススメ絵本を回し読みして楽しみました。
そば前(絵本市特別メニュー)
・竹炭入りそばチップスとそば味噌の黒いヒマワリ風
・スモークした塩豚と焼き九条葱のミルフィーユ バーバ・ヤガーの小屋仕立て
・赤いかぶのサラダ
・絵本「キュウリの旅」のレシピによるピックルス
おすすめ絵本
2015年
10月
25日
日
日時:2015年10月11日(日) 13:00~16:30
会場:三鷹市駅前コミュニティセンター
講師:はいじまのぶひこさん(造形作家・絵本作家)
今回の講師は、絵本『きこえる?』の作者はいじまのぶひこさん。
はいじまさんは、これまで現代美術の世界で作品を発表されてきました。
まずは、作品や展覧会の記録などこれまでの活動をスライドとともにご紹介いただきました。
「形が置いてあるだけで、(描かれていない周りの)いろいろなものを感じとれる」ご自身の作品を「今思えば、非常に絵本的」と振り返りました。
「現代絵画と絵本。やっていることは一緒。単にジャンルを変えただけ」
「仕切りをなくしたことで、やわらかく考えられるようになり、自由になれた」とお話ししてくださいました。
そして、ワークショップでは、それぞれが持ってきた材料をもとに、ちいさな本づくりをみんなで楽しみました。
新しい絵本の準備も進んでいるそうです。
はいじまさんの絵本の作り方を知って次回作がすごく楽しみになりました。
2015年
6月
28日
日
日時:2015年6月28日(日) 14:00~16:00
会場:三鷹ネットワーク大学
講師:広松由希子さん(ミュゼ・モタイ )
今回の講師は、絵本研究家の広松由希子さん。現在、フリーで絵本の文、評論、翻訳、展示企画など多方面で活躍する広松さんは、2012-15年ブックスタート選考委員、2010年ボローニャ展審査員、2013年ブラティスラヴァ国際審査員を務めるなど、国際的に活躍される絵本研究家です。三鷹市では、2006年より、みたか・子どもと絵本プロジェクト助言者として、ご指導いただいています。そんな広松さんの絵本研究のなかでも中心に位置する作家
茂田井武(1908-56)。その作品と人生についてのレクチャーと、広松さんが仕事の傍らでライフワークとして行なっているグループ活動「ミュ ゼ・モタイ」ついてご紹介いただきました。
「ミュ
ゼ・モタイ」は、1956年に逝去した茂田井武の著作権が切れた2006年に次女の暦さんの呼びかけにより、スタート。展覧会、グッズ制作、webメディアなど、さまざまな形で「茂田井武に関する研究の推進と情報の発信」を行っています。特に、ユニークなのは、茂田井武のグッズと現在活躍する絵本作家やイラストレーターによるトリビュート作品の展示、販売を行う「マルシェ・モタイ」。オリジナルグッズは、茂田井武の絵が、もっと身近にみんなの手に残って欲しいと、メンバーが手弁当で制作を担当しているそうです。
この日、教室に登場した「マルシェ・モタイ」でも、現在活躍する作家によるトリビュート作品がずらりと並び、作家に茂田井ファンが多いことやこのプロジェウトを応援する作家が多いことを想像させました。
ミュ ゼ・モタイ http://www.y-poche.com/motai/
2015年
1月
25日
日
日時:2015年1月25日(日)14:00〜16:00
会場:三鷹市協働センター
講師:板橋区立美術館副館長・女子美術大学非常勤講師 松岡希代子
今回の講師は、板橋区立美術館の松岡希代子さん。毎夏、ボローニャ国際絵本原画展をご担当され、毎年、現地イタリア ボローニャを訪問される松岡さんに、美術館での活動とブックフェアとボローニャの街について、お話していただきました。
毎年春にイタリア・ボローニャで開かれる児童書専門の国際見本市“ボローニャ・ブックフェア”には、版権売買のため世界中から出版社が集まります。このブックフェアにあわせて、リンドグレーン賞やアンデルセン賞といった、児童書関連の賞の発表や、国際会議、展覧会も開催されるため、ボローニャの街は名実ともに世界の絵本の中心地となります。加えて、あちこちで公認、非公認のイベントが開催されるというボローニャの街の様子をスライドでご紹介いただきました。
また「ボローニャ絵本原画展という現象」として、板橋区立美術館で開催してきたボローニャ国際絵本原画展の成り立ちと、世界で活躍する日本人作家をご紹介いただき、日本の絵本文化について考えました。
「ボローニャ絵本原画展」には、様々な人々の熱意と愛情と手間がかかっていました。続くものには、理由があります。今年も、板橋区立美術館の「ボローニャ絵本原画展」が楽しみになる大変白熱した講義でした。
2014年
12月
07日
日
日時:2014年12月7日(日)13:00〜16:30
会場:三鷹ネットワーク大学
講師:亀岡亜希子(絵本作家 )
“おとな絵本ラウンジ”の今年最後の新たなる挑戦は、作家を知るためのワークショップ。作家と一緒に手を動かすことで、もう一歩深く作家を知ろうという試みです。
第一弾の講師は、オコジョのタッチィシリーズが人気の亀岡亜希子さん。デビュー作『ねんにいちどのおきゃくさま』(文渓堂)が、クリスマスのおはなしだったことから、クリスマスにちなんだお仕事も多い亀岡さんとパステル画でクリスマスカード作りに挑戦しました。
この日の参加者は、全員女性(!)。女子会となったレクチャーは、和やかな楽しい時間となりました。
2014年
11月
15日
土
日時:2014年11月15日(土)18:00〜20:00
会場:日本そば 味多香庵
テーマ:「わたしの好きな絵本」
三鷹駅前まるごと絵本市が開催中の三鷹の街に繰り出し、三鷹駅近く桜通りのお蕎麦屋さん“味多香庵”にて開催したトークラウンジは、絵本を肴においしいお蕎麦とお酒いただく大人限定のお楽しみ会。
味多香庵の店主おすすめの絵本「バーバ・ヤガー」(童話館出版)にちなんだ3品とおとな絵本ラウンジおすすめの絵本「キュウリの旅」(小学館)のピックルスの絵本市特別限定メニューをいただきながら、みんなのオススメ絵本を回し読みして楽しみました。
そば前(絵本市特別メニュー)
・竹炭入りそばチップスとそば味噌の黒いヒマワリ風
・スモークした塩豚と焼き九条葱のミルフィーユ バーバ・ヤガーの小屋仕立て
・赤いかぶのサラダ
・絵本「キュウリの旅」のレシピによるピックルス
おすすめ絵本
2013年
12月
08日
日
開催日時:2013年12月8日(日) 14:00〜16:00
開催場所:公会堂ホール棟の1階 第7会議室
テーマ:「忙しい年末年始!この時期だからこそ読みたい絵本」
忙しい年末、トークラウンジの参加者もさすがに少なめ。
この時期だからこそ、時間を作ってでも読みたい絵本は、どんな絵本?
クリスマスの絵本や人生や生き方を振り返る絵本など、それぞれの視点でセレクトされた絵本は、様々。多様な個性や暮らしが現れる、視点豊かな会となりました。
■みんなのオススメ
「しあわせなふくろう オランダ民話」
ホイテーマ/文 チェレスチーノ・ピヤッチ/絵 おおつかゆうぞう/訳
福音館書店
「クリスマスのまえのばん」
クレメント・クラーク ムア/文 ターシャ テューダー/絵 偕成社
※1980年初版のもの。
「ビロードのうさぎ」
マージェリィ・W.ビアンコ/原作 酒井駒子/絵・抄訳 ブロンズ新社
「ぐりとぐらのおおそうじ」
なかがわりえこ/文 やまわきゆりこ/絵 福音館書店
2013年
11月
10日
日
トークラウンジの会場に使わせていただいているC-Caféさんをご紹介します。
三鷹市役所敷地内 公会堂さんさんかん2FにあるC-Café。
誰もがいつまでも働くことの出来る場を目指し、高齢者・障害者・自立に悩む若者が共に運営するみたかの地域食堂。
無添加天然調味料を使用した惣菜や地域の野菜などを使用したサラダなど、身体に優しい自然派カフェごはんをいただくことができます。
大きな窓からは、光が差し込む明るく広々とした店内は、絵本をゆっくり読むことができるくつろいだ空間。トークラウンジ開催時には、たくさん絵本を広げて、店内の他のお客さまにも自由に読んでいただいています。
お母さんについて来た子どもたちには、畳スペースで、自由に絵本を読んでもらっています。
次回、12月8日(日)のトークラウンジも、C-caféでの開催です。
2013年
10月
20日
日
開催日2013年10月20日(日) 14:00 - 16:00
会場:みたか地域食堂C-Cafe
テーマ:「tupera tupera(ツペラ ツペラ)大研究!」
パンパカパーン!来る11月24日(日)、“三鷹駅前まるごと絵本市”のオープニングを飾るイベントとして、おとな絵本ラウンジで、絵本作家 tupera tuperaのワークショップを開催することが決定しました。
そこで、10月のトークラウンジは「tupera tupera大研究!」と題し、コドモからオトナまで、幅広いファンを持つ人 tupera tupera の絵本の魅力を大研究!
当日は、あいにくの大雨にもかかわらず、高校生の息子さんと予習の予習にと工作をしてきた強者から、tupera tuperaの絵本は未体験という方まで、じぇじぇじぇな時間となりました。
まずは、たくさんある絵本をそれぞれ読んで楽しむ時間。
その後、各自選んだ1冊について、好きなところ、面白かったところなど自由に話してみました。
最新作の「パンダ銭湯」は、シュールなおもしろさが、コドモたちにも受けそうと既に話題に。小さなコドモたちに人気の「やさいさん」や、アートとしての視点から人気だった「アニマルアルファベットサーカス」など個性溢れる作品の中でも、もっとも人気だったのは、「へび のみこんだ なに のみこんだ?」。
紙の質感やサイズ。モノトーンの画面に展開する貼り絵によるアートワークと、リズムのあるコトバとストリーで展開するこの作品は、コドモたちの支持も絶大とのこと。次を考えたくなる最後も秀逸です。
tupera tuperaの絵本は“見る”、”読む”だけでなく、“感じて”、”考える”絵本です。読み手が、その先を考えたくなる、何かやってみたくなる。みんなの想像力を刺激する絵本なのです。
夜が長いこの季節、ぜひ1度、tupera tuperaの絵本を“体験”してみてください。(わくわくして眠れなくなっても、責任は負いません。)
さて、11月は、ワークショップです。
現在、tupera tuperaのお二人が、みんなの“創作意欲を刺激する”ワークショップを企画中です。こちらは、おとなも、こども一緒に楽しめるワークショップです。お楽しみに!(詳細は、絵本市公式サイトで発表の予定です。すこし、お待ちくださいね。)
2013年
9月
29日
日
開催日:2013年9月29日(日) 14:00〜16:00
会場:みたか地域食堂C-Cafe
テーマ:「街」
この秋、絵本で街を盛り上げようというイベント“三鷹駅前まるごと絵本市”(11月24日〜30日)が、三鷹の街を舞台に開催されます。
今回は、この絵本市の連動企画として、絵本市の舞台となる「街」をテーマに絵本を紹介し合いました。
「街」というテーマで作品を探してみたところ、小さな子どもの日常を描いた作品から、環境問題や都市開発といった社会問題を扱った作品まで、さまざまな視点で描かれた物語絵本。地理や歴史、文化を紹介する絵本。地図や考現学といった知識を教える絵本などタイプも視点も規模も様々な絵本が集まりました。海外の作品も多く、絵本の多様性を感じたおもしろいテーマでした。
■みんなのオススメ
「はたらきもののじょせつしゃけいてぃー 」
バージニア・リー・バートン/著 福音館書店
「坂の街のケーブルカーのメイベル 」バージニア・リー・バートン/著 童話館出版
「きりのなかのサーカス」 ブルーノ・ムナーリ/著 フレーベル館
「まちには いろんな かおが いて」佐々木マキ/著 福音館書店
「かさ」太田大八/著 文研出版
「妖怪横丁」広瀬克也/著 絵本館
「町のけんきゅう―世界一のけんきゅう者になるために 」
岡本信也、岡本靖子/著 伊藤秀男/絵福音館書店 ほか。
2013年
7月
21日
日
開催日:2013年7月21日 14:00〜16:00
会場:みたか地域食堂C−Cafe
テーマ:私が今一番注目する若手作家
第2回のトークラウンジのテーマは「私が今一番注目する若手作家」。
上から目線!?いえいえ、絵本の今とこれからは、若手作家さんこそが、見せてくれるはず!ということで、今一番注目している若手絵本作家さんを紹介しあいました。
みんなのオススメは、石井聖岳さん、きくちちきさん、ヨシダケシンスケさん、tupera tuperaさん、みやこしあきこさん、シゲタサヤカさん…etc.
ほとんどが物語絵本の作者である中、科学絵本でエントリーされたのが、「あさがお」(金の星社)の作者、荒井真紀さん。アサガオの一生の瞬間、瞬間を、細密な絵で、ドラマティックに描いた絵本は、“あさがお”観察にも、オススメの1冊とのこと。絵本の間口の広さを思い知る提案でした。
この夏読むべき絵本が、山積みとなる楽しい会でした。
2013年
6月
23日
日
開催日:2013年6月23日 14:00〜16:00
会場:みたか地域食堂C−Cafe
テーマ:宮沢賢治絵本
絵本を味わいつくすトークラウンジ、第一回のテーマは「宮沢賢治絵本」。
東日本大震災以降、宮沢賢治の作品に注目が集っています。とくに、没後80年の今年は、各地で展覧会や読書会が開催され、ちょっとしたブームのようです。
“イーハトーブ”という理想郷を目指す独自の世界感で描かれた詩や物語は、これまで多くの芸術家たちに視覚的、聴覚的インスピレーションを与え、数々の絵本が出版されてきました。世代、性別を超えて愛され続ける「宮沢賢治絵本」の魅力に迫るべく、おすすめの絵本について語り合いました。
絵本は、それぞれの画家による1つの解釈。それぞれが新しい宮沢賢治作品です。並べてみるとそれぞれの個性がキラリッと光っています。
(コーディネーター 梅澤尚子)
みんなのオススメ
2015年
10月
25日
日
日時:2015年10月11日(日) 13:00~16:30
会場:三鷹市駅前コミュニティセンター
講師:はいじまのぶひこさん(造形作家・絵本作家)
今回の講師は、絵本『きこえる?』の作者はいじまのぶひこさん。
はいじまさんは、これまで現代美術の世界で作品を発表されてきました。
まずは、作品や展覧会の記録などこれまでの活動をスライドとともにご紹介いただきました。
「形が置いてあるだけで、(描かれていない周りの)いろいろなものを感じとれる」ご自身の作品を「今思えば、非常に絵本的」と振り返りました。
「現代絵画と絵本。やっていることは一緒。単にジャンルを変えただけ」
「仕切りをなくしたことで、やわらかく考えられるようになり、自由になれた」とお話ししてくださいました。
そして、ワークショップでは、それぞれが持ってきた材料をもとに、ちいさな本づくりをみんなで楽しみました。
新しい絵本の準備も進んでいるそうです。
はいじまさんの絵本の作り方を知って次回作がすごく楽しみになりました。
2015年
6月
28日
日
日時:2015年6月28日(日) 14:00~16:00
会場:三鷹ネットワーク大学
講師:広松由希子さん(ミュゼ・モタイ )
今回の講師は、絵本研究家の広松由希子さん。現在、フリーで絵本の文、評論、翻訳、展示企画など多方面で活躍する広松さんは、2012-15年ブックスタート選考委員、2010年ボローニャ展審査員、2013年ブラティスラヴァ国際審査員を務めるなど、国際的に活躍される絵本研究家です。三鷹市では、2006年より、みたか・子どもと絵本プロジェクト助言者として、ご指導いただいています。そんな広松さんの絵本研究のなかでも中心に位置する作家
茂田井武(1908-56)。その作品と人生についてのレクチャーと、広松さんが仕事の傍らでライフワークとして行なっているグループ活動「ミュ ゼ・モタイ」ついてご紹介いただきました。
「ミュ
ゼ・モタイ」は、1956年に逝去した茂田井武の著作権が切れた2006年に次女の暦さんの呼びかけにより、スタート。展覧会、グッズ制作、webメディアなど、さまざまな形で「茂田井武に関する研究の推進と情報の発信」を行っています。特に、ユニークなのは、茂田井武のグッズと現在活躍する絵本作家やイラストレーターによるトリビュート作品の展示、販売を行う「マルシェ・モタイ」。オリジナルグッズは、茂田井武の絵が、もっと身近にみんなの手に残って欲しいと、メンバーが手弁当で制作を担当しているそうです。
この日、教室に登場した「マルシェ・モタイ」でも、現在活躍する作家によるトリビュート作品がずらりと並び、作家に茂田井ファンが多いことやこのプロジェウトを応援する作家が多いことを想像させました。
ミュ ゼ・モタイ http://www.y-poche.com/motai/
2015年
1月
25日
日
日時:2015年1月25日(日)14:00〜16:00
会場:三鷹市協働センター
講師:板橋区立美術館副館長・女子美術大学非常勤講師 松岡希代子
今回の講師は、板橋区立美術館の松岡希代子さん。毎夏、ボローニャ国際絵本原画展をご担当され、毎年、現地イタリア ボローニャを訪問される松岡さんに、美術館での活動とブックフェアとボローニャの街について、お話していただきました。
毎年春にイタリア・ボローニャで開かれる児童書専門の国際見本市“ボローニャ・ブックフェア”には、版権売買のため世界中から出版社が集まります。このブックフェアにあわせて、リンドグレーン賞やアンデルセン賞といった、児童書関連の賞の発表や、国際会議、展覧会も開催されるため、ボローニャの街は名実ともに世界の絵本の中心地となります。加えて、あちこちで公認、非公認のイベントが開催されるというボローニャの街の様子をスライドでご紹介いただきました。
また「ボローニャ絵本原画展という現象」として、板橋区立美術館で開催してきたボローニャ国際絵本原画展の成り立ちと、世界で活躍する日本人作家をご紹介いただき、日本の絵本文化について考えました。
「ボローニャ絵本原画展」には、様々な人々の熱意と愛情と手間がかかっていました。続くものには、理由があります。今年も、板橋区立美術館の「ボローニャ絵本原画展」が楽しみになる大変白熱した講義でした。
2014年
12月
07日
日
日時:2014年12月7日(日)13:00〜16:30
会場:三鷹ネットワーク大学
講師:亀岡亜希子(絵本作家 )
“おとな絵本ラウンジ”の今年最後の新たなる挑戦は、作家を知るためのワークショップ。作家と一緒に手を動かすことで、もう一歩深く作家を知ろうという試みです。
第一弾の講師は、オコジョのタッチィシリーズが人気の亀岡亜希子さん。デビュー作『ねんにいちどのおきゃくさま』(文渓堂)が、クリスマスのおはなしだったことから、クリスマスにちなんだお仕事も多い亀岡さんとパステル画でクリスマスカード作りに挑戦しました。
この日の参加者は、全員女性(!)。女子会となったレクチャーは、和やかな楽しい時間となりました。
2014年
11月
15日
土
日時:2014年11月15日(土)18:00〜20:00
会場:日本そば 味多香庵
テーマ:「わたしの好きな絵本」
三鷹駅前まるごと絵本市が開催中の三鷹の街に繰り出し、三鷹駅近く桜通りのお蕎麦屋さん“味多香庵”にて開催したトークラウンジは、絵本を肴においしいお蕎麦とお酒いただく大人限定のお楽しみ会。
味多香庵の店主おすすめの絵本「バーバ・ヤガー」(童話館出版)にちなんだ3品とおとな絵本ラウンジおすすめの絵本「キュウリの旅」(小学館)のピックルスの絵本市特別限定メニューをいただきながら、みんなのオススメ絵本を回し読みして楽しみました。
そば前(絵本市特別メニュー)
・竹炭入りそばチップスとそば味噌の黒いヒマワリ風
・スモークした塩豚と焼き九条葱のミルフィーユ バーバ・ヤガーの小屋仕立て
・赤いかぶのサラダ
・絵本「キュウリの旅」のレシピによるピックルス
おすすめ絵本